大学院いってもアルバイト生活づつけるってなに

かつてフリーターはバンドマンや芸人など夢を追うひとたちが、
学歴
もコネもない人たちが必死に成り上がる世界で、そのための過程としてアルバイトを行いながら生活をするフリーターを続けるというものが定番でした。ですが、昨今、大学は有名なところにいって、普通に考えたら就職して引く手あまたで一流企業にいけたり、
大学院
までいって、フリーターを選ぶといった謎の人生の選択をとる人たちもいます。頭がいいイコール就職するという時代が終わったのかもしれません。頭がいいイコール就職しない、アルバイト生活を続けるということが、これからのスタンダードになる可能性は多いにあります。高学歴だと就職できないのはなぜなんでしょうか。そもそも高学歴だからこそ就職しないで研究者になる、など特殊な場合は除きましょう。高学歴でいい会社に入ろうとしても入れない人とはどういう人でしょう。
高学歴だと、そもそも地頭がいいから、就職もプログラミングされており、しようと思ったらいつでもできるとお思いの人もいるかもしれませんが、そうでもありません。
高学歴だと、年齢が高くなるほど就職が難しくなる、という理由が挙げられます。
これは、最初は新卒で就職する気がなくて、数年してから就職しようとおもっている人がおちいるパターンです。一度既卒になってしまうと、新卒よりも就職が難しくなるのが現実です。
なので、そこでは学歴が高いとか低いとか全く関係なくなるフラットな世界が成立してしまいます。年齢が基準になり、高いか低いかで単純に採用が決まったりします。
次に、扱いにくいというのがあります。高学歴で自分の考えを持たれると困るというのがあると思います。アルバイトと同じく、採用の基準として、いかにうちの会社のためにやってくれるか、言い換えたら、奴隷として社畜としてどれくらい尊重してくれるか、つまりは、いいなりになってやってもらって方が会社の利益になるし、上司や同僚からしても、言う事を聞くひとの方が使いやすい、働きやすいということがあります。仕事で自分の考えを出してはいけないなんてとは思いますが、実際、多くの一般企業ではそうです。
大学院までいくということは、研究者になって、非常勤講師や大学の講師をやりたい。そのためにやっているという人もいると思います。平成20年度大学院活動状況調査によれば、この年に大学院の
博士課程
を修了した人が、全国で約1万6000人。実際に、約2200人がポストドクターとして研究室に残っていますが、その他はフリーター等2900人と、多くが脱落してフリーター生活に突入しなければなりません。ちなみに行方不明1600人と、大学の研究者として残れないときつい世界です。